交流戦もWBC余波? 筒香、山田の落ち込み深刻 塁打で見る“パワーアップ率”
ワースト2にWBC戦士…パワーダウン率10傑は?
反対にパワーダウン率10人は以下の通り。
91.2% 坂本勇人(巨)1.61塁打→1.47塁打
90.9% 今宮健太(ソ)1.51塁打→1.37塁打
90.1% 鳥谷敬(神)1.37塁打→1.23塁打
89.7% 浅村栄斗(西)1.65塁打→1.48塁打
89.4% 中村晃(ソ)1.31塁打→1.17塁打
85.0% ロペス(デ)2.03塁打→1.73塁打
83.4% バレンティン(ヤ)1.92塁打→1.60塁打
83.0% メヒア(西)2.02塁打→1.67塁打
81.6% 山田哲人(ヤ)2.00塁打→1.63塁打
73.3% 筒香嘉智(デ)2.11塁打→1.55塁打
目につくのは今年のWBC出場組が軒並みパワーダウンしていること。西武秋山、ソフトバンク内川の例外はあるが、侍ジャパンだけでなく、オランダ代表だったバレンティンも含めて長打が大きく減っている。
WBCはセの選手が中軸を担ったが、特に、山田哲人、筒香嘉智の落ち込みは深刻だ。さらに、セはベテラン選手が多い。彼らがピークを過ぎてパワーが落ちていることもあるだろう。対照的にパは若手が台頭している。
育成方針、FA制度など、さまざまな要因が絡んでいると思われる。この傾向が、今後も続くかどうか、注目していきたい。
【了】
広尾晃●文 text by Koh Hiroo