楽天ドラ1藤平、初登板初勝利ならず 5回2失点力投も一発に泣く
高卒ルーキー12球団最速デビュー戦、打線の援護も1点どまりで白星逃す
楽天のドラフト1位ルーキー・藤平尚真投手が16日の阪神戦(甲子園)でプロ初登板。5回5安打2失点でリードを許したまま降板し、初登板初勝利はならなかった。
高卒ルーキーでは12球団最速デビューとなった初先発マウンド。初回は先頭の糸原にいきなり中越え二塁打を浴びたが、北條、高山、福留を味方の好守もあって無失点で切り抜けた。
しかし、2回1死から原口に投じた初球の137キロ直球を左翼席に運ばれ、プロ初被弾となる2ランを浴びた。3回は高山に右前打を浴び、走者を許したが、無失点で切り抜けた。
4回は2死から連続四死球も無失点、5回も1死一塁から高山を併殺に打ち取り、ピンチも乗り越えた。
打線は3回に三好のソロで1点を返し、1点差に迫った。6回の藤平の打席で代打・茂木を送ったが逆転できず、黄金ルーキーのプロ初勝利はならなかった。
横浜高時代に沸かせた甲子園での運命的なデビュー。初登板初勝利こそならなかったが、失点は一発による2失点のみと、次回へつながる84球となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count