イチロー代打で存在感 直近11打席で打率.636&3打点「すさまじい優秀さ」
代打での11安打は今季メジャートップ「際立った仕事ぶり」
実況が「43歳の打棒が復活しました!」と興奮気味にまくし立てる貴重な同点打。ホランズワース氏も「これで代打10打席で7安打3打点(実際には11打席で7安打3打点)です。際立った仕事ぶりです。なぜなら、ガルシアは直前の打者2人に打たれていた変化球をこれ以上、信頼できませんでした。沈むツーシームでしたが、すごく打ちごろでした。そして、イチローはいいスイングを見せました。ライト前に運びましたね」と、速球を捉えたイチローの打撃を称賛。この回、ガルシアはムーアにカーブをレフトスタンドに運ばれて2ランとされ、イチローの直前の打者となったコロンにはスライダーをレフト前ヒットとされていた。
実況は「イチはこれでナショナルリーグの代打最多安打になりました。ドニー・ベースボール(マッティングリー監督の愛称)の顔にも笑顔です」とも言及。イチローの今季の代打での安打は11本となり、カブスのジョン・ジェイ外野手の10本を再び上回ってメジャー単独トップとなった。
今季はスタントン、オズナ、イエリッチの外野トリオが怪我なく好調のために出番が限られ、打率1割台が続く不振だったイチローも、6月は16打数7安打の打率.438でシーズン打率.226まで復調。代打でも存在感を見せ始めたメジャー最年長野手は完全に逆襲モードに入った。
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フルカウント編集部●文 text by Full