イチロー今季自身最速「166キロ」安打 41球場“制覇”を地元紙も続々報じる
166キロの痛烈安打は「今季の彼の最もハードな打球」
地元紙「マイアミ・ヘラルド」は「イチローに関する追加情報」として「土曜日に安打を記録。これで、イチローはMLBの試合が行われた41球場でヒットを放ったことになる。その中には東京ドームも含まれている」と紹介。41球場の中には、マリナーズ時代の2012年にアスレチックスと開幕シリーズを戦った東京ドームも入っていることを補足した。
さらに、地元紙「サン・センチネル」も「イチロー・スズキがライトにヒットを放ち、同点となった。メジャーリーグでの17年間でイチローは、42球場中41球場でヒットを記録した」と言及。イチローが唯一ヒットを打っていないのは、昨年7月3日にマーリンズ-ブレーブスが開催されたノースカロライナ州フォートブラッグ陸軍基地の仮設フィールドで、この時は代打での1打席のみで遊ゴロだった。
新球場初打席で、華麗なキャリアに新たな歴史を刻む1安打を放ったイチローは、6月は16打数7安打の打率.438と好調で、打率は.226まで上昇。代打としても直近11打数7安打の打率.636、3打点と波に乗ってきた。MLB公式サイトでレポーターを務めるデビッド・アドラー氏はツイッターで「イチローは代打で、MLB通算3049安打目となる103.3マイル(約166.3キロ)のタイムリーを放った。彼の今季最もハードな打球だ」と紹介。この166キロ超の打球速度も復調を証明するデータの1つと言えそうだ。
メジャー通算3049安打で、カルー(3053本)までも残り4本。歴代24位浮上も時間の問題となってきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count