前田健太2週間ぶり先発で5勝目! 5回1失点+先制2打点と投打で活躍
先発ローテ復帰に向けて好アピール
ドジャース前田健太投手が18日(日本時間19日)、敵地でのレッズ戦に先発し、5回3安打1四球5奪三振1失点(自責1)の好投で今季5勝目(3敗)を挙げた。6月4日ブルワーズ戦以来2週間ぶりの先発マウンドで好投。さらに、打席でも先制2打点を挙げる活躍で、チームを勝利へ導いた。
今季は開幕から不安定な登板が続き、4日ブルワーズ戦を最後に先発ローテを外れていた前田だが、先発復帰へのアピールに十分な好投を見せた。立ち上がりから積極的にストライクゾーンを攻め、1回、2回と6者連続凡退とすると、3回は圧巻の4球で3者凡退。レッズ打線を寄せ付けなかった。
2回の攻撃には、2死二、三塁の先制機で打席に立つと、左翼へ二塁打を放ち、自らのバットで2点を先制。続くピーダーソンの左前打で好走塁を見せ、3点目のホームを踏んだ。味方打線は、3回にさらに2点を加え、5点のリードを得た。
失点したのは4回だった。先頭ハミルトンにこの日初安打となる左前打を許すと、続くジェネットは空振り三振。ボットに四球、デュバルに左前打で1死満塁のピンチを迎える。ここでシェブラーに痛恨の死球で1点を失うも、スアレスを右飛、アルカンタラを二ゴロに仕留め、最少失点で凌いだ。
マウンドに戻った5回は2死から再びハミルトンに安打されたが、続くジェネットを二飛に打ち取って凌いだ。
6回の攻撃で代打を送られ、78球(54ストライク)を投げて降板。この回に打線が3点を追加したため、終盤に救援陣が追い上げられながら逃げ切り勝ち。前田は5月25日カージナルス戦以来となる白星を手に入れた。
4回こそ乱れたものの、5回を投げて3安打1失点の好投で、防御率は4.70。次回先発マウンドに向けても好アピールが出来たと言えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count