交流戦MVP最有力候補は? ホークス柳田、2度目受賞なら史上初の快挙
過去、交流戦MVP2度受賞した選手はなし
柳田は6月1日の中日戦(ヤフオクD)で交流戦1号を放つと、そこから8試合で2度の1試合2本塁打を含む7本塁打を量産し、17打点をマーク。地元・広島での3試合で11打数2安打に終わり、打率は低下してしまったが、それでも、18試合で打率.338、7本塁打23打点の好成績を残した。
18日終了時点で、打率は11位となったが、本塁打は中日・ゲレーロの9本に次ぐ2位。打点は広島・丸に5点差をつけて、12球団でトップの数字。18日の試合後に柳田は「みんながチャンスで回してくれたおかげです。何とか返すことができたかな、と思います」と語っていた。
打率、本塁打、打点ともに交流戦チームトップ。投手に目を向ければ、バンデンハークが交流戦3試合に先発し、3勝をマークしているが、防御率2.84は11位と、圧倒的な成績を残したとは言い難い。数字、印象度ともに、柳田に分があるだろう。
昨季は打率.415、5本塁打12打点をマークした城所龍磨外野手がMVPに輝いたソフトバンク。MVPとなれば、柳田にとっては打率.429、5本塁打10打点をマークした2015年に続き、2年ぶり2度目の受賞だ。2005年の交流戦開始からMVPを2度受賞した選手はおらず、史上初のこととなる。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani