ソフトBドラ1田中正義が23日実戦復帰「投げる喜びを感じながら投げたい」
2月23日の紅白戦以来、4か月ぶりの実戦マウンド
ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・田中正義投手が、23日の3軍練習試合・西部ガス戦(筑後第二)で実戦復帰を果たす。右肩の違和感で3月中旬からリハビリを続けてきた最速156キロ右腕が、ようやく実戦の舞台に戻ってくる。
「久しぶりの試合なので、とにかく楽しんで投げたいと思います。投げる喜びを感じながら、投げたいと思います」。福岡・筑後市のファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」の室内練習場で練習を行った20日、こう語った右腕。春季キャンプ中の2月23日の紅白戦に登板して以来、4か月ぶりの実戦登板となる。
18日には打撃投手を務め、久々に打者と対戦した右腕は「理想とはアレでしたけど、ここから上がっていくだけなので。うまくいかなくても、それは勉強。うまくいくようになるための結果だと思っています」。斉藤学リハビリ担当コーチは「ここ1か月くらいは肩は問題ない。慎重を期してやってきた」という。
石橋を叩きに叩いて、段階を上げてきたドラ1右腕。実戦復帰という大きな1歩を踏み出す時が近づいてきた。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani