社会人で0本塁打がプロで2本 新人王候補・西武源田が語る打撃開眼の理由
大学+社会人+プロの指導=開花、「いい具合に合わさっている」
「左方向への力のある打球は、大学時代にはなかったですね。今は大学での打撃と社会人での打撃が、いい具合に合わさっていると思います。『左に打っていた社会人の2年間も無駄ではなかったね』と、周りに言われます」
好調の理由を冷静に分析しているが、それでも今の成績には自身も驚いている。早くもパ・リーグ新人王候補として注目されているが「シーズンが始まる前は、1軍でプレーすることが目標でした。今のプレーを続けられるように頑張るだけです」と控えめに話す。
体調についてたずねると「多少疲れはあります。でも大丈夫です」と笑顔を見せた。しかし、体重が減ってしまうことが悩みで、夕飯を食べた後、寝る前にもう一度、卵や納豆で白いご飯を食べているという。
「食べるしかないです。何とか夏場を乗り切りたいと思います」
コンディションを維持し、開眼した打撃で活躍を続けられるか。期待のルーキーから目が離せない。
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篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki