貢献度指標で12球団NO1の広島・丸、数字で見る凄さとは

セイバーメトリクスの指標でも上位につける丸と秋山

 セイバーメトリクスの指標を見てみても、wOBA(※打者が打席当たりにどれだけチームの得点増に貢献しているかを評価する指標。総合的な打撃力を表す)は.428、wRC(※打者が創出した得点数を表す指標。数字が大きいほどチームに多くの得点をもたらしている打者と評価でき、リーグ全打者のwRC合計はリーグの得点数合計に等しくなるという性格を持つ)は58でいずれもリーグ1位。中堅の守備でもUZR(※守備の貢献を同じ守備位置の平均と比較して得点化した守備指標)は3.9で、桑原将志(DeNA)の5.6に次いで2位に位置する。

 一方の秋山も好成績を維持。打率.331(パ2位)、14本塁打(同6位タイ)、36打点(同10位)、42四球(同4位)、9盗塁(同5位)で、出塁率.437もリーグ2位と上位につける。またwOBAも.441でパ2位、wRCも59で同1位となっており、中堅の守備ではUZRが1.5でリーグ2位となっている。

 これから球宴を経て後半戦へと突入していくプロ野球。今後も両選手が好成績を維持してチームを牽引していくのか。それとも他選手が両者を追い抜くような活躍を見せるのか。残りのシーズンもハイレベルなプレー、戦いが期待される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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