ソフトBデスパイネは23日復帰濃厚に 達川コーチ「上がる可能性は高い」
内川の昇格は見送り、2軍戦で地元・大分凱旋か
22日、リーグ戦再開(23日)に向けてヤフオクドームで全体練習を行ったソフトバンク。工藤公康監督は筑後での2軍戦視察のため不在だったが、負傷離脱していたデスパイネも内川聖一も通常どおりの打撃練習を行った。
右太もも裏肉離れのデスパイネは、アップこそ他の選手とは別メニューだったが、打撃練習では力強いスイングを披露。「(1軍復帰は)監督とコーチが決めることだが、徐々に良くなっているよ」と、これまでと変わらぬ表情で淡々と話した。全力で走ることについては「怖さもあるが、それは当たり前のこと」と特に意識する素振りも見せずに球場を後にした。
練習後、達川光男ヘッドコーチは「今日は監督がおらんから、明日話してからになるが」と前置きしたうえで、デスパイネと内川聖一の昇格について次のように語った。
「デスパイネは上がる可能性は高いが、内川は『もう少し時間がほしい』と言うとったので、下(2軍)で1、2試合やってからになる。(頚椎捻挫は)過去にやったヤツもおらんから、このくらいで(治る)というのもわからん」
2軍は23日にタマスタ筑後、24日に小郡、25日に大分で試合を行うが、内川は23日の試合には出場しない予定。また、達川ヘッドは大分での内川の出場について「可能性はある。次(の2軍戦)が由宇への遠征になるからな」と語った。実現すれば内川にとって予期せぬ形での地元凱旋となる。当日の天候が気になるところだが、地元でパワーをもらって1軍復帰への弾みをつけたいところだ。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura