ダルビッシュと米初対決の田中将大「ストライクゾーンを広く使いたい」
調整には一定の手応え「結果が出ていないので、胸を張っては…」
23日(日本時間24日)に本拠地レンジャーズ戦で先発するヤンキース田中将大投手。22日(同23日)エンゼルス戦の前に軽い調整を行い、翌日の先発に向けて「ストライクゾーンがあるので、広く使っていきたい」と意気込んだ。
レンジャーズのダルビッシュ有投手とのメジャー移籍後初めての投げ合いとなる。日本のファンはもちろん、アメリカでも大きな注目を浴びる対決だ。メジャー6年目を迎え、今季終了後にはFAとなるダルビッシュは、これまで15試合に先発し、6勝5敗、99奪三振、防御率3.35の成績で、先発1番手としてローテを牽引している。
一方の田中は、移籍後4年目を迎える今季は稀に見るスランプに襲われ、ここまで14試合に先発し、5勝7敗、76奪三振、防御率6.34と低迷。登板間に試行錯誤を繰り返しながら調整を続けるが「(状態は)上がってきているんじゃないですか。結果が出ていないので、胸を張っては言えないですけど。手応えとしては、自分の中では感じている部分はあるので」と、復活に向けての糸口はつかみかけているようだ。
今季初対戦となるレンジャーズとは、これまで2戦で投げ、0勝1敗、防御率7.50と決して相性がいい相手とは言えない。だが「毎回(対戦)相手は違いますけど、そういう風に(自分で)気付いている部分を、その試合その試合でやっていくだけです」と力を込めた。
日本では4度投げ合った経験を持つ好敵手ダルビッシュとの直接対決で、田中は本来の投球を取り戻すことが出来るのか。注目が集まる。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count