ダルビッシュ、田中との米初対決へ「どっちもいい投球で、勝てば一番いい」
24日にメジャー初対決が実現、今季好調ヤンキース戦へ「大事な試合になる」
レンジャーズのダルビッシュ有投手とヤンキースの田中将大投手が、23日(日本時間24日)のヤンキースタジアムでの一戦でメジャー移籍後初めて投げ合う。ダルビッシュは試合前日の22日(同23日)に“後輩右腕”との直接対決について胸中を明かした。
ヤンキースタジアムで実現するメジャー初対決。オフに自主トレを共にすることもあるなど、日本時代から親交が深い2歳年下の田中との投げ合いについて、ダルビッシュは「どっちもいいピッチングして、僕たちが勝てば一番いいので。あまり相手がどうとかよりというより、また大事な試合になると思う。ヤンキースも強いですし」と話した。当然、いつもと同じようにチームの勝利のためにマウンドに上がるが、お互いが力をしっかり発揮する展開を望んでいる。
今季ここまで15試合登板で6勝5敗、防御率3.35。田中がリーグワースト2位の防御率6.34と苦しむ中、ダルビッシュはエースとして好調を維持している。ただ、前回登板の18日(同17日)マリナーズ戦では5回8安打5失点と乱れて5敗目(6勝)喫した。
「(前回が)駄目だったから次はいいピッチングというか、毎回いいピッチングしようと思っているので、前回はあまり関係ないと思う。前回から勉強できるところもあったと思うので、そういうのをしっかり次に生かしたいと思います」
結果が出なくても、投球には確かな手応えを感じている。「単純に自分でやれることをできなかったら打たれますし、逆に自分のことをちゃんとやれば抑えられるというのは前回と前々回でちゃんと習えたので、自分のやりたいことをできるような技術のレベルに毎回もっていくことが大切だと思います」。相手の先発投手が田中でも、気持ちは変わらないだろう。
メジャーでは初めて実現する“直接対決”には、日本中から注目が集まる。しびれるような投手戦を期待したところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count