ハム大田泰示、過去8年分の本塁打に今季45試合で到達も「通過点」
過去8年で9本塁打、今季は45試合目に9号マークも「通過点」
日本ハムの大田泰示外野手が23日の楽天戦(札幌ドーム)で9号ソロを放ち、7-3の勝利に貢献した。
「1番・DH」で先発出場した大田は3打席無安打の後、7回の第4打席で戸村の初球直球をフルスイング。「思い切っていくことだけ考えました」と振り返る打球は左翼席へ。昨季までのプロ8年間でマークした9本塁打に、今季45試合の出場で並んだ。
「毎日出させてもらって、充実しているし、しっかりスイングができている。結果、自分的にはよくできているのかなと思います」と自己分析した大田。5月10日の西武戦から33試合連続先発出場中で、移籍1年目にしてチームに欠かせぬ存在になった。
スタメンか否かに気を取られることはないという。「毎回球場に来て、スタメンは見ますが、気にしていません。100で行ける準備を練習でしっかりやるだけ。スタメンだったら一生懸命やるし、スタメンじゃなくても代打の準備がある。その繰り返しです」と自分のやるべきことに集中できている。
ハイペースで打っている本塁打にも「通過点なので」と言い切るところが頼もしい。「オールスターまでの残り17試合頑張って、いい戦いができるように」とチームの浮上を信じてがむしゃらにプレーする。
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石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa