日ハム敗戦も…1番大田が2安打、栗山監督「行けるところまで行ってほしい」
楽天岸の前に無得点で完敗、「チャンスが全くないわけではなかったんだけれど…」
日本ハムは25日、本拠地での楽天戦に0-6で敗れた。完封負けは今季7度目。打線は相手先発・岸に8回5安打8三振と抑え込まれ、先発浦野も5回途中5安打4失点(自責2)と踏ん張りきれなかった。
24日の試合でホームゲームの観客動員数が103万3023人となり、球団史上最速の35試合目で100万人を突破。昨季の日本一チームが苦しむ中でも、ファンはサポートを続けている。栗山英樹監督は1番で起用した大田泰示外野手が2安打を放ったことを評価しつつ、「試合に勝てなかったことに関して、何とかしなきゃいけない」と自身で責任を背負い込んだ。
――初回3失点した浦野投手の出来について。
「浦野と話したけど、ていねいに入りすぎたということもあったし、何とかしようとするのは伝わっていたので。初回の失点はいけないんだけど、何とかそれを我慢しながら、早めに追いついてあげれば、違う展開になったので」
――けがからの復帰だが、次の登板については。
「もちろん、考えながら」
――相手の岸投手の出来については。
「チャンスが全くないわけではなかったんだけれども、ここ一番での勝負で、なかなか点を取らせてもらえなかったので、これからしっかり取れるように一生懸命練習します」
――1番の大田選手が2安打で希望の光になったのでは。
「泰示らしくやってくれているので、行けるところまで行ってほしい。ただ、試合に勝つためにやっているので、希望の光とかじゃなくて、試合に勝てなかったことに関して、何とかしなきゃいけないでしょう」
――2失点したエスコバー投手の出来について。
「ボールが強いのは間違いない。何とかいいアプローチができるようにしていきたいです」
――明後日からビジターで6連戦。
「8連戦になるのでね。何も考えずにもう行くしかない。何があろうが、まずはオールスターまで目一杯行くということしかできないので。何も考えずに1試合1試合やります」
【了】
石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa