前田健太が28日に先発 ローテ復帰へ、地元紙「オーディションの機会」
中継ぎに配置転換も…連戦中のため先発へ「みんなにとって良いこと」
ドジャースの前田健太投手が27日(日本時間28日)のエンゼルス戦で先発すると米複数メディアが報じた。先発ローテーション落ちしている右腕の登板について、ロサンゼルスの地元紙「LAデイリー・ニューズ」は「オーディションの機会」と伝えている。
開幕当初は開幕ローテに入っていた前田は、不調で中継ぎに配置転換に。9日(同10日)の本拠地レッズ戦では4回1失点の好投で日米通じて初のセーブを挙げた。2週間ぶりに先発した18日(同19日)の敵地レッズ戦では5回3安打1失点の好投で今季5勝目(3敗)も、その後は再び救援待機となっていた。
同紙は「ケンタ・マエダは、ドジャースの5人ローテーションに再び入ることはできなかった」とした上で「しかし、彼は他の先発投手陣に休暇を与えるため、火曜日のエンゼルス戦に登板する予定だ」と伝えた。
ロバーツ監督は記事の中で「みんなにとって良いことだと思う」と話している。ドジャースは現在20連戦中のため、ローテーション投手の登板間隔をあけられ、前田にとってもアピールのチャンスとなる今回の先発登板は、理にかなったものだという。
同紙は「ロバーツ監督はマエダにちょっとしたオーディションの機会を与えたのだと述べている」と指摘。指揮官は「これまで彼がしてきたことを、マエダには望んでいる。様々な球種で攻め、打ち取って欲しい」と期待を寄せている。
再び快投を見せ、前田自身が望む先発ローテーション復帰に近づくことはできるか。重要な先発登板となることは間違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count