若き名手の「鬼肩」がまた“炸裂” 三塁ファウルゾーンから驚愕送球「理不尽」

1週間で2度目の“反転送球”、「マチャドは最高の三塁手」「最高傑作」

 オリオールズの若き名手、マニー・マチャド内野手がまたしても「鬼肩」を披露した。三塁ファウルゾーンから不十分な体勢での一塁送球をいとも簡単にこなしてしまう姿に「最高傑作」などの声が上がっている。

 24日(日本時間25日)の敵地レイズ戦。3-3の同点で迎えた4回、レイズの先頭打者ラモスが三塁線へのゴロを打った。三塁手のマチャドはこれを巧みにつかむ。そのまま体は流れ、完全にファウルゾーンに入っていたが、不十分な体勢から一塁へと送球した。ジャンプして反転しながら投げたとは思えない力強いボールは、一塁のわずか手前でバウンドしたものの、マンシーニがすくい上げてラモスは悠々アウトに。圧倒的な守備範囲、強肩ぶりに敵地は騒然とした。

 MLB公式ツイッターは「マニー・マチャドは理不尽な守備範囲と肩の強さを備えている」との言葉を添えてこの動画を紹介。ファンからは絶賛のコメントが集まった。

「最高傑作」
「素晴らしい男だ」
「ワオ」
「彼は非常に簡単にやってみせるね」
「なんて送球なんだ」
「間違いない。マチャドは私が見た中で最高の三塁手だ」

 24歳にして、その圧倒的な守備力は「最高」との高い評価を受け、2013、15年にはゴールドグラブ賞に輝くなど名手としての立場を確立している。18日(同19日)のカージナルス戦では、同じように三塁ファールゾーンから一塁へ驚愕のレーザー送球を披露し、MLB公式サイトから「想像を絶する」など絶賛されていた。この短期間に、ありえない美技を2度も、しかも、いとも簡単にこなしてしまった。

 15年は35本塁打、16年は37本塁打と打力も兼ね備ているものの、今季は打率.228、15本塁打、38打点とややスロースタート。ただ、生涯打率.320を誇る6月に入ってからは、打率.292、5本塁打、13打点と調子を上げてきた。この日も2安打1打点で8-3での勝利に貢献。オリオールズはワイルドカード圏内まで3ゲーム差とまだチャンスはあるだけに、巻き返したいところだ。

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