ロッキーズ右腕が4暴投で5失点、逆転許し「情けないったらありゃしない…」
4暴投のうち1つは2点を献上、今季メジャー2度目の珍事
25日(日本時間26日)に行われたドジャースvsロッキーズで、世にも珍しい逆転劇が起きた。
試合はロッキーズが2回に3点を先制し、3回に2点を追加。ドジャースが直後に4点を挙げて1点差まで詰め寄るが、ロッキーズは5回に再び1点を加えて2点リードに広げていた。そして、衝撃の出来事は7回と8回に起きた。
7回裏、ロッキーズのマウンドに立つマギーは安打と二塁打で2死二、三塁としたところで降板。代わったストーリーはバーンズに四球を与え、2死満塁のピンチを作り、打者1人でマウンドを下りた。ここで登場したのが右腕オッタービオだ。
グランダルを打席に迎えて投じた1球目が暴投となり、まず三塁走者が生還。さらにカウント2-2からの5球目が再び暴投した上に、捕手がボールを見失ってしまい、この間に2走者が生還する珍事が起きた。これでチームは逆転を許した。球団公式サイトによると、今季1暴投で2得点したのは2度目のことで、1度目はわずか2日前の23日(同24日)にアストロズのホイトがマリナーズ戦で記録していた。
オッタービオはグランダルを空振り三振に斬って回を締めると、8回も続投。1死一、三塁からヘルナンデスの2球目を暴投して1点、なおも2死三塁で迎えたターナーの4球目を暴投して1点を献上してしまった。
4暴投は2015年にデービッド・ヘイルが作った球団記録に並ぶ不名誉なもの。試合後、オッタービオは「言いたいように言ってくれ。情けないったらありゃしない」と自らお粗末なパフォーマンスを両断したという。
ドジャース、ダイヤモンドバックスと地区首位を争うロッキーズは、まさかの5連敗で3位に後退。まだ貯金16と余裕はあるが、笑えない敗戦になってしまった。