「なぜ打たれたか検証」楽天・則本、梨田監督は擁護「悪くなかった」

8回4失点、味方打線奮起で同点に「感謝したい」

 リーグトップの8勝を挙げている楽天・則本が26日のオリックス戦で中10日で先発し、8回を投げ、被安打9、4失点だった。試合は引き分け、勝敗はつかなかった。

 2回に2本のヒットを浴びたものの、3回までに4つの三振を奪うなど、上々の滑り出しを見せた則本。しかし、4回、1死から4番・ロメロに内野安打で出塁を許すと、5番・T-岡田に17号2ランを右中間スタンドに運ばれた。味方が6回に同点に追いついたが、直後の7回に2点を失い、流れを引き寄せられなかった。

 則本は「取ってもらった後に取られて情けないピッチングでした。ホームランは仕方ないとしても粘り切れればよかった。取ってもらった後の失点は一番、やってはいけないこと」と反省を口にした。

 チームは9回に同点に追いつき、ドローで終わった。「野手の人が追いついてくれて負けずに済んだというのは感謝したい」と則本。梨田監督は「則本は悪くなかった。前進守備で越されるなど、もったいない失点もあった」と話し、則本本人も「(調子は)悪くなかったと思う。なんで打たれたのか、これから検証したい」と次戦を見据えた。

【了】

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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