ソフトB快勝で首位楽天と1差 柳田先制弾&松田200号、石川は12Kで3勝目
左腕モイネロが9回にデビューし無失点、日ハム大谷は復帰後初出場も空振り三振
ソフトバンクが快勝し、試合のなかった首位・楽天との差を1ゲームとした。27日の日本ハム戦(ヤフオクD)。松田の通算200号本塁打が飛び出るなど、打線が3本塁打を放つと、先発の石川が7回1安打無失点と好投した。
初回、先頭の中村晃が左前安打で出塁すると、柳田が右翼ポール際への19号2ランを放って幸先よく先制。4回には無死一、二塁で通算200号本塁打に王手をかけてから12試合足踏みが続いていた松田が12号3ランを放ち、史上101人目の200号を達成した。続く甲斐にも2号ソロが出て、この回一挙に4点を追加し、リードを広げた。
先発の石川は、150キロ前後の真っすぐと鋭く変化するパワーカーブで日本ハム打線を手玉に取った。初回に中前安打と四球で1死一、二塁とされたが、無失点で切り抜けると、2回以降はノーヒットピッチング。7回1安打無失点で、自己最多タイとなる12個の三振を奪い、3勝目をマークした。9回はキューバ出身の左腕モイネロがデビューし、無失点に抑えた。
日本ハムは石川の前に打線が完全に沈黙し、3連敗。初回に松本が放った中前安打のみのわずか1安打に終わり、零封負けを喫した。左太もも裏肉離れで長期離脱し、23日の楽天戦(札幌D)で1軍に復帰していた大谷は8回に代打で復帰後初出場したが、空振り三振に倒れた。先発の高梨は3本の本塁打を浴びるなど7回7安打6失点で6敗目を喫した。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani