ソフトB“秘密兵器”、モイネロが上々デビュー 今後の起用法は…?
工藤監督が称賛「長いイニングも投げられると聞いている」
27日、ソフトバンクの新外国人・モイネロが1軍公式戦デビューを飾った。日本ハム戦の9回表に3番手として登板。いきなり四球を出したが、あとの3人を遊飛、三振、遊ゴロに抑えて1回を無失点に抑えた。
キューバ代表の一員としてWBCにも出場した左腕は、今年ソフトバンクと育成契約。6月16日に支配下登録され、この日が1軍公式戦での来日初登板となった。
「うれしかった。内容もよかったと思う」とモイネロ。9回の登板となったことで、試合のウイニングボールが初登板の記念球となったが、勝ち投手の石川柊太が快くモイネロに譲り「自分で大切に保管します」と笑顔を見せた。
工藤公康監督は「ボール自体はよかったと思う。チェンジアップやカーブも高いところから出てくるからバッターは打ちづらいんじゃないかな」と評価。「長いイニングも投げられると聞いているから、次にどのような使い方をするのかは考えていきたい」と、新戦力の誕生に目を細めた。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura