MLBでの二刀流実現 投手コーチは“寛容”、サイ・ヤング賞右腕は「不可能」

アリエッタは「実行不可能」も…名投手コーチは「見てみたい」

「20や22歳の若い選手なら出来るかもしれない。だけど、キャリアを通じて続けることが出来ない。最終的には、どちらがベストなのかを選ばなければならない。心底、私は可能だと言いたい。でも、本当にそうは思わないんだ」

 このように言及。二刀流選手の誕生を心の奥では望んでいるとしながら、現実的には厳しいとの見方を示した。実際にマイナー、メジャーでプレーし、結果を残してきた選手の言葉には実感がこもる。

 そして、右腕は大谷についても語っている。「もし彼がこのリーグでも出来ることをMLBに見せてくれたら、私たちは知ることになるだろう」と話し、「私が間違っていると証明されるかもしれない」とも言及。その上で「日常的に、体へ非常に大きな負担をかけてしまうという私の意見にほとんどの人が賛成してくれると思う」としている。昨年、日本で二刀流としてフル稼働した大谷自身も、今季は負傷で長期離脱を余儀なくされた。

 大谷の渡米が実現した場合については、どちらかに専念すべきとの考えを示すメジャー関係者が多い一方、“挑戦”に理解を示す人間も少なくない。レンジャーズ時代にダルビッシュを指導した経験を持ち、現在はナショナルズで投手コーチを務めるマイク・マダックス氏は「投手も打席に立つのが、本来の野球。選ぶべき時が来るまでは続けてもいいのでは」と寛容な姿勢を示していた。名投手コーチは、あくまで「私も二刀流を見てみたい」とのスタンスだ。

 もっとも、アリエッタは記事の最後で「実行は不可能だと思う」とあらためて明言している。これがメジャーの現場のリアルな声であることは確かだ。大谷を含め、常識を覆す選手は出てくるのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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