イチローV打に米メディア「ビッグヒット!」 今季代打安打数はMLBトップに

メジャー通算3051安打、歴代24位カル―まで「2」

 マーリンズのイチロー外野手が27日(日本時間28日)の本拠地メッツ戦の7回に代打で登場し、レフト前に値千金の勝ち越しタイムリーをマークした。これが決勝点となり、チームは6-3で勝利。イチローはメジャー通算3051安打となり、歴代24位のロッド・カルー(3053安打)までの残り「2」となった。チームを2連勝に導いたベテランについて、地元テレビ局は「イチローのビッグヒット」と称賛。また米メディアは今季代打安打数が12本となり、MLB単独トップとなったことも伝えている。

 3-3と同点に追いつかれた直後の7回、背番号51が出番を迎えた。無死一、三塁の好機で代打で登場すると、代わったばかりの相手4番手左腕ブレビンスの2球目を弾き返し、左前適時打をマーク。三遊間を抜く鮮やかなヒットで貴重な勝ち越し点をもたらした。

 このシーンでは試合を中継した米テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況も「イッチッロー! レフト前です!」と絶叫。「イチローにとってはビッグヒットになりました。ナショナルリーグの代打安打のトップです」と伝えた。

 イチローは今季、代打で12安打。この試合前の時点でブルワーズのヘスス・アギラルと11本で並んでいたが、これでメジャー単独トップとなった。イチローはその後、イエリッチの2点タイムリーで生還した。

 試合後は地元紙「サン・センティネル」電子版も「マーリンズがイチロー。イエリッチの終盤のヒットでメッツを下す」と速報。地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版もイチローの代打安打が12本目となったことなどを伝えた。

 決勝点をもたらしたイチローは9試合ぶりの打点で1打数1安打1打点1得点。2試合連続のヒットで今季打率.219、2本塁打、8打点となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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