「全球種駆使」で圧巻投球、前田健太を両軍監督称賛 復調6月は防御率1.71
敵将も脱帽「我々の体勢を崩し続けた」
敵将ソーシア監督も記事の中で「彼は素晴らしくコーナーを突いてきた。球速の変化も素晴らしかった。全ての球種を駆使して、我々の体勢を崩し続けた。彼をここまで、それほど観察したことはなかったが、7回を好投して見せたね」と語り、インターリーグで今季初顔合わせとなった日本人右腕の圧巻の投球術を素直に脱帽していた。
また、チームメイトも力投の前田を称賛。現在故障者リスト入りしている主砲のエイドリアン・ゴンザレスは自身ツイッターで「ジョク・ペダーソンの偉大なクラッチホームランとケンタの偉大な先発登板」とメッセージを綴り、3ランを放ったペダーソンと前田の活躍を称えた。
今季序盤に炎上を繰り返した前田だが、ここ先発8試合で5勝1敗と復調。6月は先発、救援合わせて5登板で2勝1敗1セーブ、21イニングを投げ防御率1.71と安定した投球を見せている。今季通算でも一時の防御率8点台から4.15まで回復。ローテーション生き残りの瀬戸際で、その実力を改めて証明した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count