「重力に逆らって」本塁打“強奪”…トラウトの5年前の衝撃キャッチはすでに伝説!?

5年前の6月27日に生まれた超美技、「名声を確固たるものにした」

 MLBの若きスーパースターとして、走攻守でハイレベルなプレーを見せるエンゼルスのマイク・トラウト外野手。現在、左親指靱帯損傷でキャリアで初めて故障者リスト(DL)入りしているものの、離脱前は47試合で打率.337、16本塁打、36打点と圧巻のパフォーマンスを続けていた。

 25歳にして、すでに数々の“伝説”を残してきた現役NO1プレーヤー。MLB公式サイトは27日(日本時間28日)、「5年前、マイク・トラウトは彼のキャリアにおいての代表的なキャッチを見せた」とのタイトルで特集を組んだ。

 記事では、トラウトがすでに5度のオールスター出場、2度のシーズンMVP獲得を果たし、あらゆる成績でア・リーグをリードする存在であることを紹介。その上で、同サイトがトラウトのキャリアの代表的な瞬間を選ぶにあたり、打撃ではなく、デビューイヤーのスーパーキャッチを“選出”したと言及している。

「敵地でのオリオールズ戦で、トラウトは重力に逆らってJ・J・ハーディのホームランをもぎ取った」

 2012年の6月27日。ボルティモアでの一戦で、オリオールズのハーディが初回1死走者なしの場面でエンゼルス右腕ウィーバーのボールを捉えた。センター右への大飛球は、そのまま見送れば完全に本塁打となる当たりだった。しかし、トラウトは猛然と打球を追いかけると、最後に大ジャンプ。フェンスから頭が飛び出すほどの跳躍力で、タイミングもピタリと合わせて、ホームランをつかみ取った。

 記事では、若きスーパースターが実はキャリアでまだ1度もゴールドグラブ賞には輝いていていないことも指摘しつつ、「その名声は、5年目の今日、確固たるものになったはずだ」との一言で締めくくっている。

 今後もメジャー史に残るプレーを続けていくことは確実だが、デビューイヤーに見せた伝説の「ホームランキャッチ」が色褪せることはない。

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