「毎回ラストチャンスだと思って…」ソフトB松本が見せる確かなる成長

登板間は厳しいウエートトレーニングで体作り

「前回は浮いたボール、中に入ったボールを打たれた。そういうところを大事にして投げました」。5回途中3失点で降板となった前回登板。西武打線は失投を見逃してはくれず、2本の本塁打を浴びた。1球の重みを痛感させられた。その反省を生かして、この日の好投に繋げた。

 飛躍を遂げる先輩投手たちと同じ道を歩んでいる。東浜や千賀と同様に、この松本も現在、登板間には厳しいウエートトレーニングに励んでいる。中6日ならば、登板翌日に全身、休日を挟み、上半身、下半身の順に鍛える。中4日となった今回も「1日で上半身、下半身両方やりました」。体の張りを感じながら、マウンドに立つ日々を送っている。

「毎回ラストチャンスだと思って投げています」という21歳。本拠地ヤフオクドームでの初白星を掴み「ある程度抑えられて、自信にも繋がりました」。昨季の日本一の日本ハム相手に見せた好投に、一歩一歩成長している、その跡が確実に見えていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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