今季の4割挑戦が絶望的になったハム近藤 それでも現時点で破天荒な数字に

規定打席以下、100打席以上でのシーズン打率5傑は…

 次の一覧は規定打席以下、100打席以上でのシーズン打率5傑。

三沢今朝治(東映)1969年 117打席103打数39安打 打率.379
岡大海(日ハム)2016年 154打席131打数49安打 打率.374
高木由一(大洋)1983年 221打席195打数72安打 打率.369
笠原和夫(南海)1951年 233打席213打数78安打 打率.366
長谷川一夫(西武)1979年 144打席138打数50安打 打率.362

 三沢は駒沢大出身の左打ちの外野手。代打で好成績を残す。この年がキャリアハイ、のちにBCリーグ信濃グランセローズの社長になる。岡は昨年、規定打席未達で高打率をマークした。三沢、岡ともに近藤健介と同じ系統の球団の選手だ。高木、笠原、長谷川の3人も打撃が良い打者で、代打成績も優秀だった。近藤はこのままで終われば、このランキングでもトップに立つ。

 こういう形で球史に残ることは、近藤にとって不本意なことなのは間違いないが、今季の成績がフロックだと思われないためにも、故障を十分に直し、リハビリも入念に行って、来季に臨んでほしいものだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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