28打数で14K! レイズ強打者を圧倒する上原浩治、140キロ直球で危機脱出
ピンチで登板して火消し、ロンゴリアを三振切りで11ホールド目
カブスの上原浩治投手は5日(日本時間6日)、本拠地でのレイズ戦で、8回2死一、二塁のピンチの場面で登板。相手主砲のロンゴリアを空振り三振に仕留め、今季11ホールド目を挙げた。
カブスの2点リードで迎えた8回、3番手エドワーズJrが2死からヒットと四球で一、二塁のピンチを招くと、上原がマウンドに向かった。打席には、レイズの「顔」でもある強打者の3番ロンゴリア。上原は初球86マイル(約138キロ)の直球で空振りを奪うと、2球目はスプリットでファウル。2球で追い込んだ。
その後、2球ボールとファウルで粘られたが、6球目は外角への87マイル(約140キロ)の直球。ロンゴリアのバットが空を切り、空振り三振でピンチを入り抜けた。
ロンゴリアは2011年のシーズン最終戦でサヨナラ本塁打を放ち、チームを大逆転でのプレーオフ進出に導くなど、勝負強い打撃で知られる。ただ、かつて同地区のレッドソックスで対戦を重ねていた上原は対戦成績で圧倒している。29打席で28打数5安打の打率.179。14三振を奪っているが、これはロンゴリアと10打数以上の対戦がある投手の中で最高の割合となっている。
カブスは8回裏に2点を加え、7-3で勝利。上原は6球を投げてストライクは4球。防御率は2.93。セットアッパーとして大きな役割を果たしている。
(Full-Count編集部)