メジャーNO1三塁手、華麗なグラブトスで魅了「彼にしかできないプレー」
俊足ハミルトンのゴロに…猛ダッシュ→手首を返してグラブトス
メジャーNO1三塁手が、今度は華麗なグラブさばきでファンを魅了した。
5日(日本時間6日)の本拠地レッズ戦。ロッキーズのノーラン・アレナド内野手が2点リードの3回に守備で見せ場を作った。1死一塁の場面で、打席の俊足ハミルトンは二三塁間にボールを転がし、一塁に走り始めた。
遊撃手が前進してきたが、広大な守備範囲を誇るアレナドが猛ダッシュで打球を処理。しかし、ハミルトンはもう一塁到達寸前だった。すると、アレナドはすぐさま左手の手首を返し、二塁に華麗にグラブトス。送球はやや高くなったものの、小柄なアマリスタが体をいっぱいに伸ばして捕球。一塁走者の投手フェルドマンは滑り込んだが、間一髪でアウトとなった。
難しいプレーを簡単そうにやってのけた名手アレナド。だが、本拠地は歓声に包まれ、地元テレビの実況も「ワーオ!」と感嘆。解説者は「これはノーランにしかできないプレーだ」と称えた。MLB公式サイトもツイッターで「これが今夜のノーラン・アレナドのハイライト」と動画を紹介している。
アレナドはデビューから4年連続でゴールドグラブ賞に輝いている名手。今季も“膝つき”のみならず、“尻つき”で一塁へダイレクトで送球する驚愕のプレーを見せるなど、多くの見せ場を作ってきた。3日(同4日)のレッズ戦では、相手の一塁側へのバントを三塁側からダッシュして処理。二塁へ矢のような送球を送り、アウトに仕留める超美技で衝撃を与えた。
2年連続で本塁打&打点王に輝く強打者でもあり、今季はここまで15本塁打、63打点をマーク。スーパースターが牽引するロッキーズはこの試合に5-3で勝利し、50勝37敗と奮闘を続けている。