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2013年日本シリーズMVPの“覚醒” 栄光も苦難も越え、頂を目指す楽天美馬

パ・リーグ2位の楽天が誇る先発3本柱、則本投手、岸投手、美馬投手。彼らは3人だけで、すでに15個もの貯金を積み上げている。1人1人がエース級の働きを見せる彼らだが、昨季までの成績を鑑みれば、特にめざましい躍進を遂げたと言えるのが、今季の開幕投手を務めた美馬だろう。

稀勢の里とは同郷で同い年、マウンドで見せる「横綱相撲」

 そんな中で迎えた今季、エース・則本が第4回「ワールド・ベースボール・クラシック」に出場した上に、岸がインフルエンザに感染したため、急きょ開幕投手を任されることに。シーズン初登板が緊急登板、しかも自身初の大役という非常に珍しい事態となったが、6回を投げて3失点としっかり先発の仕事を果たした。

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 そして4月8日の千葉ロッテ戦で今季初白星を挙げると、22日の福岡ソフトバンク戦まで3連勝を決め、開幕直後のチームの快進撃に大きく貢献。その後も基本的に土曜日に登板し、驚異的な安定感で、危なげなく勝ち星を積み重ねていく。もはや開幕投手の「代役」と呼ぶのも失礼なほどの大活躍で、「マイナビオールスターゲーム2017」にも選出された。

 美馬は茨城県出身で、今年の1月に横綱に昇進した稀勢の里関とは同郷かつ同い年だ。中学生時代に野球で対戦経験があり、現在も親交を持っているという。左腕を負傷しながら幕内最高優勝を果たしたかつてのライバルのように、幾度も故障を乗り越え、マウンドで「横綱相撲」を見せる美馬投手は、チームを2度目の頂に導くことができるだろうか。

 2013年の日本シリーズで強烈な印象を残したときにはまだプロ3年目だった若者も、気が付けば今年で7年目。苦しみ抜いた時期を乗り越えて、かつて自らが輝いた大舞台に戻るため。美馬の挑戦は続いていく。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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