楽天、また「-0.5」差で再奪取! 勝率でソフトB上回り“珍現象”再び
消化試合数の少ない楽天は勝率.667、ソフトバンクは勝率.654
楽天は9日、西武戦(Kobo宮城)に5-4で勝利。敗れたソフトバンクを勝率で抜き、「-0.5ゲーム差」で首位を2日で奪い返した。
先発した塩見が初回、いきなり捕まった。2死一、二塁から栗山に先制タイムリーを浴びると、続くメヒアに3ランを打たれ、4点を先行された。
しかし、打線もすぐさま反撃に出る。その裏、安打と敵失で1死二、三塁とすると、ウィーラーがウルフから左翼への2点タイムリーを放ち、2点差に迫った。さらに3回、ウィーラーのバットが再び火を噴いた。無死一塁から左翼席に叩き込む2ランを放ち、同点に追いついた。
その後、試合は膠着状態が続いたが、7回に動いた。武隈から1死一、三塁の好機を作り、銀次の中前適時打でついに逆転に成功した。
救援陣は6回に久保が無失点、7回は防御率0.00の福山が1死満塁のピンチを招いたが、最後は併殺に斬って記録を継続させた。8回はハーマン、9回は松井裕と鉄壁の救援陣で最少リードを守り切った。
同時刻開始の1.5ゲーム差で追っていた首位ソフトバンクが日本ハムに敗戦。この結果、消化試合の少ない楽天が73試合で48勝24敗1分けの勝率.667、ソフトバンクは81試合で53勝28敗で勝率.654を抜き、「-0.5ゲーム差」で再奪首した。
両チームは今月2日にも「-0.5ゲーム差」で楽天が首位という珍現象が起きていた。
(Full-Count編集部)