ダルビッシュ、黒星先行で前半戦終了も「オールスター」の実力 同僚も擁護

女房役は投球を高評価、アンドルスも「援護できることを願っている」

 ただ、ダルビッシュは記事の中でこの状況を気にしていないと語っており、ジェフ・バニスター監督も「これは見殺しか? 私は見殺しとは言わない。我々はトップパフォーマンスの男(エンゼルス先発ラミレス)と対戦することになった。彼はいいボールを投げていた。ダルビッシュはわずか2球失投があった。もしも、ダルビッシュがいいボールを投げていたら、自分には勝機があっただろう」と話している。

 反面、女房役のチリノスはエースを擁護しており、記事の中で「ダルビッシュは際立っていた。プホルスへの変化球は抜けてしまったが、そこから、彼は乗っていた。ファストボール、チェンジアップは今日、信じられないぐらいだったよ」と投球を高評価している。また、アンドルスも「あんな力投をした選手にはいつだって点を入れてあげたい。前半戦はユウにとってラッキーとは言える状況ではなかった。でも、僕たちも努力しているんだ。チャンスは何回かあったけれど、それを生かしきれなかった。後半戦は彼の援護できることを願っている」と語ったという。

 19登板で6勝8敗と黒星が先行しているが、試合終了時点で防御率3.49はリーグ9位。また投球回118.2回は同5位、125奪三振は同3位、被打率.215は同5位、WHIP1.13は同7位と上位につけている。前半戦はこれで終了。ダルビッシュは球宴に参加するものの登板はせず、後半戦へと突入する。今季終了後にフリーエージェント(FA)となる見通しの右腕は球宴明けに白星を積み重ねることはできるか。味方の援護も重要な要素となることは間違いない。

(Full-Count編集部)

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