迫るトレード期限、過熱するダルビッシュ去就報道 レ軍の態度に変化も?

レンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
レンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ダルビッシュのトレードは残り2週間のレンジャーズの出来次第?

 7月末のトレード期限が迫る中、レンジャーズ・ダルビッシュ有投手を巡る米報道も過熱してきた。

 オールスターゲームが行われた直後にはMLB公式サイトが大物選手が絡むトレードの可能性をレポート。特集した15のトレードの可能性のうち、ナンバー1の実力の持ち主としてダルビッシュの名前を挙げ、アストロズ、ドジャースなど5球団を移籍先候補とした。そして13日(日本時間14日)には米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモア」がダルビッシュを取り巻く状況に変化が見え始めたことをレポートした。

 今季限りでレンジャーズとの6年契約が満了を迎える右腕はオフにフリーエージェント(FA)となる。そのため、昨年末から今後の契約動向を予想する報道が出始めてきた。迎えた今シーズンでレンジャーズは思うように勝ち星を伸ばせず、前半戦を43勝45敗で終了。地区首位のアストロズとは16.5ゲーム差をつけられており、ワイルドカード争いでもプレーオフ出場圏のレイズと3ゲーム差となっている。

 これらの状況を受け、レンジャーズがダルビッシュをトレードで放出するのではという見方も出始めている。ESPNのジェリー・クラスニック記者はこの日、自身のツイッターで、7月31日までにレンジャーズが調子を上げられなければ、ダルビッシュとコール・ハメルズの2枚看板へのオファーに球団側が耳を傾けるという噂が飛び交っているとレポート。これを受け、「トレード・ルーモア」は「これまでレンジャーズはたとえレースから脱落してもダルビッシュを手放さないとレポートされていた」としつつ、ダルビッシュの去就について何かしらの変化が起こっていると伝えた。

 ダルビッシュがシーズンオフにFAとなれば、争奪戦になることは必至。新たな契約では年平均3000万ドル(約34億円)に達するという見方もある。レンジャーズがどのような判断を下すのか、まずは7月末までの動きから目が離せない。

(Full-Count編集部)

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