ヤンキースに痛い損失…先発ピネダが右肘靱帯部分断裂で今季絶望と米報道
セカンドオピニオンを求めるも、チームはトミー・ジョン手術推薦
球宴を終えたメジャーは14日(日本時間15日)から後半戦がスタートしたが、ヤンキースの元には早速喜ばしくないニュースが舞い込んできた。先発右腕のマイケル・ピネダ投手が右屈筋の捻挫と右肘内側側副靱帯の部分断裂と診断され、今季の復帰は絶望となった。複数の地元メディアが報じている。地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版によれば、チームはピネダに靱帯修復手術(通称トミー・ジョン手術)を受けるように勧めたが、右腕はセカンドオピニオンを求めることにしたという。
ピネダはここまで17試合に先発し、8勝4敗、防御率4.39の成績だった。だが、最後に先発した7月5日ブルージェイズ戦の後で右肘の不調を訴え、医師の診断を仰いでいた。トミー・ジョン手術を勧められたピネダだが、今季終了後にフリーエージェント(FA)となる事情もあり、出来る限り手術は避けたい様子で、レッズのチームドクターを務めるクレムチェック医師にセカンドオピニオンを求めるという。
前半戦をア・リーグ東地区2位で終えたヤンキースは、首位レッドソックスを3.5ゲーム差で追っている。だが、エース田中将大は不安定な前半戦を送り、CCサバシアは足の怪我で故障者リスト入り。加えて、ピネダの離脱が決定したことで、先発の補強は不可欠となりそうだ。記事によれば、キャッシュマンGMは「先発ローテ補強策を見つけられないか努力している最中」と話しており、7月31日のウエーバー手続きを経ないトレード期限前に、何らかの動きがありそうだ。
13日(同14日)にはカブスがホワイトソックスから先発キンタナをトレードで獲得。今夏トレード市場の注目選手とされていたキンタナが早速動いたことで、ここから一気にトレード市場が賑やかになりそうだ。
(Full-Count編集部)