「北海道発 チア名鑑」特例枠で合格した27歳は“チアガール界の松岡修造”

「松岡修造さんみたいになりたいんです」

 それでも移籍当初は不安を抱えていたという。「当時はチアの移籍はあまりなかったですから。今まで応援してくださった方もそうですし、北海道の方が私を受け入れてくれるだろうかという気持ちはありました。でも、最初に球団の方やメンバーから“北海道に来てくれてありがとう”と言われて、衝撃を受けました。とてもうれしかったですね。古巣の皆さんも“らしく頑張って”と送り出してくれました」。

 球団ダンスアカデミーのインストラクターとの“二刀流”をこなしなしながら新風を吹き込んでいる。「私、松岡修造さんみたいになりたいんです」と公言する熱血タイプ。持ち前の明るさと元気で積極的に仲間に声をかけ、ファイターズガールに一体感を生み出している。プライベートでも、北海道の地名を覚えがてら、メンバーと一緒に道の駅スタンプラリーのドライブに出かけるなど、すっかり溶け込んだ。

 広い北海道での活動は、球場内にとどまらない。ラジオやテレビへの出演のほか、道内各地でのイベントにも参加する。「どこに行っても、ファイターズガールの存在が認識されているので驚きました。皆さんおっしゃるのが“ファイターズが北海道に来てくれてありがとう”という言葉。関東では感じられなかった地元愛を感じて、プロ野球のすごさをあらためて実感しました」と充実感いっぱいの表情。「北海道にずっといることができたらいいなと思っています。私を受け入れてくれた北海道に恩返しをしたいんです」と続けた。

チアガールは「天職です」

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