マイナーで“珍ランニング弾” 単打のはずが…「滑ってころんだおかげ」
突然転んでランニング弾も…「気の毒に思ってはいけない」
米マイナーリーグで“珍ランニング本塁打”が飛び出した。外野手がライナーに飛び込むも、捕球できず、打球が抜ける間に打者走者が生還…というランニングホームランは稀に見られるが、外野手がただ滑って転倒し、ダイヤモンド一周を許してしまった。
14日(日本時間15日)に行われたカブス傘下1Aサウスベンド-アストロズ傘下1Aクワッドシティーの一戦。2回2死一、二塁の好機でクワッドシティのアルモンテが一塁線を抜くヒットを放った。
右翼手のピーテルスが打球を追っており、シングルヒットでのタイムリーかと思われたが、そこで突然転倒。打球が右翼線を転々とする間にアルモンテが生還し、先制のランニング3ラン本塁打となった。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」もこのプレーを取り上げ、「ランニングホームランのことを考えるとき、あなたはどのようなプレーを思い浮かべるだろか。ボールがフェンスに当たって、変わった跳ね返りを見せたり、失敗に終わったダイビングなどだろうか」と言及した上で、“予想外”の事態について伝えている。
「恐らく、思い浮かばなかったのはライト線を転がるゴロだろう。金曜日夜のサウスベンド・カブス戦、クワッドシティのマルコス・アルモンテが三塁手はライト線へのゴロでランニングホームランを記録した。少しの決断、スピード…そして実際はクリス・ピーテルス右翼手が滑って転んだおかげある」
試合は先制を許したサウスベンドが逆転勝利。記事では「あまり、ピーテルスのことを気の毒に思ってはいけない。カブスは7-4で勝利したのだ」とした上で「メジャーでさえ時折起こる」と締めくくっている。なお、4番に座るピーテルスはこの試合で3打数無安打も犠打で1打点をマーク。3点分を取り戻すことはできなかったものの、逆転劇には貢献した。