「チョットマッテ」―広島ジョンソン、取材中断で報道陣を待たせた理由とは

「チョットマッテ」、ジョンソンが報道陣をまたせた理由とは?

 3年目の今季は「キャンプの流れもわかってきたし、コーチにも配慮してもらっている。自分のやりたいように調整できたし、今年も沢村賞を狙いたい」と、万全の状態で開幕を迎えたはずだった。しかし、2年連続の開幕投手となった今季初登板は、試合前まで降り続いた雨に低気温と最悪のコンディションに見舞われ、結果は来日最短となる3回2/3、7失点で降板。さらに試合後には、咽頭炎を発症して登録抹消となり、約2か月間の離脱を余儀なくされた。

 交流戦に入って復帰を果たしたが、勝ち星こそ重ねるものの、内容的には昨年までと比べると物足りないものだった。そして迎えた前半戦の最終戦で、左腕はようやく本来の姿を見せた。

 ヒーローインタビューが終わり、ベンチ裏に下がって報道陣の囲み取材を受ける前に、ジョンソンは「チョットマッテ」と、いったんロッカールームに下がった。10分ほど経った後、再び報道陣の前に姿を現した左腕は、「登板前に自分の投球のビデオを見たりして、いろいろ考えて調整してきた結果が出た。どの球種もしっかりコーナーを突くことができたし、高低にもコントロールできた」と満足そうに語り、「もう少し早くこういう投球ができればと思っていたが、今日がターニングポイントになって、これからさらに上を目指したい」と、後半戦の活躍を誓った。

 いつになく雄弁だったジョンソンが、報道陣を待たせた理由とは――。自他ともに完全復活を認めたこの試合、通算1500試合出場を果たした石原を祝して、チームの仲間たちと乾杯するためだった。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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