ソフトB柳田が挑む前人未到の偉業 「トリプルスリー&3冠王」はなるか
柳田の各部門のライバルは…
【打率部門】
柳田 .327
銀次(楽天) .325
【本塁打部門】
柳田 23本
デスパイネ(福岡ソフトバンク)21本
【打点部門】
柳田 75打点
ペゲーロ(楽天) 60打点
デスパイネ(福岡ソフトバンク)60打点
打率においては、2014年に糸井(当時オリックス)と激しい首位打者争いを演じた銀次が、自身初となる首位打者のタイトル獲得に向け僅差で柳田を追っている。この順位がいつひっくり返ってもおかしくないほど競り合っている状況であり、柳田にとって最大のライバルとなりそうだ。
本塁打と打点では今季からチームメイトとなったデスパイネが柳田の競合相手となっている。デスパイネが一時期故障で戦列を離れていたことも影響して、打点部門ではやや引き離しているものの、その離脱期間がありながら2本差まで迫っている本塁打部門に関しては油断できない状況と言えそうだ。
2年前の2015年、同じく13年ぶりとなるトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を実現した柳田に、新たな大記録を期待するのは決して夢物語ではないだろう。現時点で盗塁数は「12」となっている。日本プロ野球史上、トリプルスリーと3冠王の両方を達成した選手は存在しない。13年ぶりの、そして前人未踏の快挙に向けた柳田の挑戦から、今後も目が離せない。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)