イチロー、適時内野安打で歴代23位ヘンダーソンに並ぶ「振りたくないけど…」
メジャー通算3055安打で歴代23位ヘンダーソンに並ぶ
マーリンズのイチロー外野手が16日(日本時間17日)、本拠地でのドジャース戦に代打出場し、投手のグラブを弾く内野安打で打点を挙げた。この1本でメジャー通算3055安打となり、歴代23位のリッキー・ヘンダーソンに並んだ。ヘンダーソンは歴代1位の1406盗塁&2295得点を誇り、「メジャーリーグ史上最高のリードオフマン」と呼ばれた名選手。チームは8回に1点差まで追い上げたが2-3で惜敗し、同一カード3連敗となった。
イチローは0-3で迎えた5回に代打として登場。1死一、三塁の好機でドジャース先発左腕ヒルと対峙すると、カウント2-1からの4球目、ボール気味の外角直球を見逃した。だが、判定はストライク。判定に納得がいかない様子だったが、カウント2-2と追い込まれたため「振りたくないけど、振らないとしょうがなかった」と5球目外角カーブを振ると、打球は投手のグラブを弾いて遊撃へ転がる内野安打に。この間に三塁走者が生還し、6月27日メッツ戦以来となる貴重な打点を記録した。
この日の出場でメジャー通算2577試合となり、かつてマーリンズでもプレー経験を持つゲリー・シェフィールド(2576試合)を抜いて、歴代単独44位に浮上した。
常に最善のコンディショニングを整え、試合に出場する準備を続けるイチローが、また新たに歴史を塗り替えた。
(Full-Count編集部)