嬉しい悩みに? ソフトB高田が活躍で、今宮復帰後は「二塁手争い」激化へ
「今宮が良くなって出られるようになったら、併用もある」
今季ここまでの二塁手の先発を見ると、川崎の32試合が最多。次に多い18試合に先発している本多は現在ファーム調整中。これに明石の16試合、川島の15試合と続き、6月13日に今季初昇格した高田は3試合となっている。
ただ、守備面やそのキャラクターで存在感を際立たせてきた川崎は、ここにきて打撃の状態が下降中。7月は7試合で25打数3安打で打率.120と苦しんでいる。明石は8試合で20打数5安打の打率.250。右打者の川島は主に左投手の時の起用となっており、7月は先発は1試合だけとなっている。
その一方で、高田は7月は好調だ。今季、先発で出た10試合のうち、8試合で安打を放っており、7打点をマーク。チャンスを与えられた際に結果を残している。それだけに、指揮官も「今宮が良くなって出られるようになったら、併用もある。しばらくは使っていきたいと思う」と言及した。
現在、ソフトバンクの二塁手は、アメリカ帰りの川崎を中心に回っている。今宮の腰が癒えるまでは、高田がその代役を務めることになるだろうが、復帰後には二塁手事情に変化が起こるかもしれない。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)