12球団NO1の驚異的な「勝利の方程式」誇る楽天 各球団のブルペン事情は?
セトップクラスの「勝利の方程式」誇る阪神
○阪神
高橋聡文 33登板2勝0敗1S、10H、防御率1.73
桑原謙太朗 39登板3勝1敗0S、22H、防御率0.70
マテオ 39登板6勝2敗0S、24H、防御率1.70
ドリス 36登板1勝3敗24S、3H、防御率2.86
桑原、マテオ、ドリスは、セで一番の「勝利の方程式」だろう。昨年1軍登板がなかった桑原の活躍は驚異的。しかしマテオ、ドリスは昨年、ともにスタミナ切れを起こしている。ここからが正念場だ。
○ヤクルト
石山泰稚 39登板1勝4敗0S、17H、防御率3.05
ルーキ 39登板2勝4敗0S、18H、防御率3.62
秋吉亮 29登板4勝3敗10S、5H、防御率3.10
2015年は抜群の「勝利の方程式」で優勝したが、今やみるかげもない。7月4日に秋吉亮が右肩の故障で戦線離脱してからは先発の小川泰弘がクローザーを務めるが失敗。方程式は成立しそうにない。
○中日
又吉克樹 23登板4勝1敗0S、9H、防御率2.30
三ツ間卓也 30登板2勝1敗0S、11H、防御率2.59
岩瀬仁紀 40登板2勝4敗1S、23H、防御率3.56
田島慎二 44登板1勝4敗24S、4H、防御率2.74
下馬評の低かった中日がそこそこがんばっているのは、救援投手の活躍によるところが大きい。特に最年長選手の岩瀬が奇跡の復活。抜群の出来の投手はいないが、先発から再び中継ぎに回った又吉も含めて、何とか「勝利の方程式」を維持している。
救援投手は過酷な仕事だ。突然投げられなくなることも多い。今「勝利の方程式」が機能している球団でも予断は許さない。今後とも注視していきたい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)