かつての本拠地で流れた応援歌 鷹デスパイネが球宴で放った特別な一発

ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ【写真:藤浦一都】

今季ホークスに加入し、初の球宴出場を果たしたデスパイネ

 今月15日に行われた「マイナビオールスターゲーム2017」第2戦で、最優秀選手賞(MVP)に選出された福岡ソフトバンクのデスパイネ。ZOZOマリンスタジアムで開催されたこの試合は、ファンにとってもデスパイネ本人にとっても特別な一戦となった。

 キューバの国内リーグにおけるシーズン最多本塁打記録保持者であり、代表でも4番を務めている大物スラッガーという触れ込みで、2014年の7月に千葉ロッテに入団したデスパイネ。この年はわずか45試合の出場ながら、161打数50安打12本塁打33打点、打率.311と、前評判に違わぬ豪快な打棒を見せ付けた。

 翌年から、千葉ロッテの主砲としてどっしりと主軸に座り、在籍した2年半で計54本塁打、187打点を記録。チームの2年連続Aクラス入りに大きく貢献するだけでなく、真面目なプレースタイルや「デスパ! イイネ!」というお立ち台でのパフォーマンスで、ファンからも愛される存在となった。

 今季から福岡ソフトバンクに活躍の場を移すことになったデスパイネは、入団会見で「たとえば40本塁打、100打点でもチームが負ければ意味がないこと。勝負を分ける場面でどれだけ打ってチームに貢献できるか。数字は後からついてくると思っています」と語り、千葉ロッテ時代と変わらず献身的にチームに貢献していく姿勢を示した。

古巣の本拠地で耳にした応援歌

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