ソフトB、後半戦無傷5連勝 武田6回零封で約3か月半ぶり白星、今宮決勝弾
貯金は今季最多の28に、ロッテは打線にいいところなく17イニング連続無得点
ソフトバンクが後半戦無傷の5連勝で、2カード連続の勝ち越しを決めた。22日のロッテ戦(ヤフオクD)。4回に今宮のソロ本塁打で先制すると、先発の武田が6回まで無失点と好投。リリーフ陣も無失点で続いた。ロッテ打線をわずか1安打に封じてリードを守り、貯金を今季最多の28に伸ばした。
値千金の一発だった。4回。1死から打席に入った今宮は、ロッテ先発の二木が投じた低めの真っすぐを捉え、左翼席へ。ここまで鷹打線をノーヒットに抑え込んでいた右腕から、チーム初安打となる6号ソロで先制点を奪った。6回まではこの2安打のみだったが、7回に先頭の今宮が右前安打を放つと、柳田の一ゴロをパラデスが失策。無死一、二塁から内川が左前適時打を放ち、貴重な追加点をあげた。
投げては、右肩炎症からの復帰後、白星のなかった武田が6回までロッテ打線をわずか1安打に封じる好投。5回に自らの悪送球などで1死一、三塁とされたものの、田村を注文通りの遊ゴロ併殺打に切り、ピンチを脱出した。7回からは森、岩嵜、最後は後半戦5試合で5連投となったサファテが締めた。武田は今季初先発だった4月5日の楽天戦(Koboパーク)以来の白星となる3勝目をあげた。
ロッテは先発の二木が6回までソフトバンク打線を相手にわずか2安打1失点と好投するも、打線には覇気もなく、全くいいところなし。ソフトバンク投手陣の前に、今季ワーストの1安打。この日唯一のチャンスだった5回1死一、三塁で田村が遊ゴロ併殺打に倒れると、踏ん張っていた二木が7回に追加点を奪われた。打線は前日の初回に1点を奪ってから、17イニング連続無得点。今季のソフトバンク戦は2勝12敗となり、借金は今季ワーストタイの「30」に逆戻りした。