広島薮田8連勝、先発転向後は6戦6勝 緒方監督が称賛した「真っ直ぐの威力」
本人は6回降板を反省「納得できる内容ではなかった」
広島は22日、マツダスタジアムで行われた中日戦に6-3で勝利した。先発の薮田が6回2失点の好投で9勝目を挙げ、打っては3番の丸が3打点で勝利に貢献した。「先発がしっかり試合を作ってくれた」と、自身8連勝で先発転向後は6戦6勝となった薮田を称賛した。
「調子はよかったが、感覚がよくなかった」という薮田は、6回まで9奪三振、被安打3で失点はゲレーロに浴びた2ランの2点のみに抑えた。それでも「6回で降板というのは納得できる内容できる内容ではなかった。次はもっと長く投げられるように頑張ります」と反省ばかりを口にした。
緒方監督は「立ち上がりから力のあるボールを投げていた。真っ直ぐの威力はもちろんよかったし、その中で緩急としてツーシームなどが、よくコントロールできていた」と先発の役割を果たした薮田に合格点を与え、さらに「今日も中継ぎが抑えてくれた」と、最終回の降雨で試合中断などもあった終盤を支えたリリーフ陣も評価した。
オールスター出場が自信になったという薮田は「投げる試合は全部勝つつもり。いつ悪くなるかわからないので、これを続けるためにできることをしっかりやっていきたい」と、後半戦も連勝継続を誓った。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)