3000安打目前のベルトレ、イチローが語る元同僚「彼は守備がいい選手」
3000安打に至る最終局面の違い「彼は毎日試合に出るけど、僕は違った」
ともに国外からアメリカに渡った2人だが、ここに至るまでの道のりは違った。特に、3000安打に至る最終局面は大きく異なる。イチローは「彼の通ってきた道と僕が通ってきた道を比べることはできません。なぜなら、彼は先発ですから。彼は毎日試合に出るけど、僕は違った。代打や途中出場ばかりでしたから」と語り、両者の置かれた状況の違いについて分析したという。
その一方で、マリナーズの本拠地セーフコフィールドで一緒にプレーした日々の中で、ベルトレに関する忘れられない思い出があるという。
「セーフコで、彼と(リッチー)セクソンは金属バットで打撃練習していたんですよ。僕はプロとして長いこと、26年、プレーしています。それでも、打撃練習で金属バットを使う人を見たことがないですね」
プロとなれば使うのは木製バット。長いプロ生活を送る“レジェンド”でも、高校野球などで用いられる金属バットを試合前のバッティング練習で使う選手は珍しかったようだ。試合前にプロ意識の高いルーティンを続けることでも有名なイチローにとって、マイルストーンに迫る好打者の独特の準備が、今でも忘れられないようだった。
(Full-Count編集部)