「給料通りの働きを―」辛辣NYメディア、田中将大とチャプマンに奮起を促す

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

今季は不振に陥っている田中は「様子がおかしい」

 ヤンキースの田中将大投手は、今季ここまで7勝9敗、防御率5.37と成績が低迷。渡米後、最大の不振のシーズンを過ごしている。メジャーワーストタイの被本塁打26本という“一発病”に苦しみ、プレーオフ進出争いを繰り広げるヤンキースの中で乗り切れていないが、辛辣な地元メディアは「給料通りの働きをする必要がある」と奮起を促している。

 日本人右腕に対してニューヨークメディアは厳しい視線を注いでいる。ESPN電子版は「ヤンキースにはタナカとチャプマンに彼らの給料通りの投球を必要としている」というタイトルで特集。いずれも高年俸のキューバ人剛腕守護神アロルディス・チャプマン投手、田中の2人を名指しし、「給料通りの働き」を求めた。

 ヤンキースは後半戦に入り、ホワイトソックスとのトレードで強打者のトッド・フレイジャー三塁手、かつての守護神デビッド・ロバートソン投手を獲得したが、まだチームにはブルペン補強の必要性があると記事では訴えている。

 そして、「彼らのエースであるべき先発投手(マサヒロ・タナカ)と火消しクローザー(アロルディス・チャップマン)の様子がおかしい」と、エースとクローザーを“槍玉”に挙げ、2人の不調で増大しているブルペンの負担は、ロバートソンの復帰では補えないと分析した。

 前半戦に不振だった田中は、後半戦も修正しきれていない。昨年84勝78敗と勝ち越したヤンキースでエースとして君臨した盤石ぶりを考えると、考えられない“転落”だという。

ヤンキースに必要なのは「タナカとチャプマンには給料通りに投げてもらうこと」

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