巨人は今季2桁得点なし…2桁得点、2桁失点試合数で見る12球団のチーム力

ソフトバンク・工藤公康【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・工藤公康【写真:荒川祐史】

7月27日、ヤクルトは10点差を返して11-10の歴史的勝利

 7月27日、ヤクルトは11-2で中日を下した。10点差をはね返し11-10で勝った26日に続き、2試合連続の2桁得点だった。2桁得点、2桁失点は、チーム状態を端的に表す指標になりそうだ。2桁得点はチームの打線に破壊力があること、2桁失点は投手陣、特に先発陣が崩壊していることを意味すると言えるだろう。

 今季12球団の2桁得点、2桁失点試合を見ていこう。

【パ・リーグ】
○日本ハム
 2桁得点 3試合 2桁失点 4試合
 最多得点15 最多失点15
○ソフトバンク
 2桁得点 10試合 2桁失点 2試合
 最多得点15 最多失点12
○ロッテ
 2桁得点 1試合 2桁失点 10試合
 最多得点12 最多失点16
○西武
 2桁得点 8試合 2桁失点 5試合
 最多得点16 最多失点14
○楽天
 2桁得点 9試合 2桁失点 5試合
 最多得点15 最多失点15
○オリックス
 2桁得点 2試合 2桁失点 5試合
 最多得点11 最多失点14

 ソフトバンクは2桁得点が多いだけでなく、2桁得点をした上で相手を零封した「完勝パターン」が、2試合ある。6月8日ヤクルト戦の15-0は今季最多得点差試合。圧倒的な戦力を誇る。

 楽天がそれに次ぐが、6月以降2桁失点での負けが3試合。故障者も相次ぎ、戦力は下降気味だと言えるだろう。ロッテは2桁失点負けが4月に4試合、5月に5試合と、投手陣が崩壊していた。以降少し持ち直しているが、依然戦力的には厳しい状況が続いている。

巨人は昨年7月31日から約1年にわたり2桁得点なし

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