トロント移籍の青木を“先輩”川崎が大歓迎「Welcome to Toronto!」
新天地移籍後の青木が地元メディアに明かす
7月31日のトレード期限最終日にアストロズからブルージェイズにトレード移籍した青木宣親外野手が、1日(日本時間2日)に新チームに合流し、地元メディアの囲み会見に応じた。トロントは「最高の街」と好印象を抱いている青木は、トレードが決まった後に元ブルージェイズで現在はソフトバンクに所属する川崎宗則内野手から「Welcome to Toronto(トロントへようこそ)」というメールを受け取ったと明かした。
トレード期限となる米東部時間16時まで約2時間に迫ったところで決まった電撃トレード。代理人から電話連絡を受けてトレードを知ったという青木は「ちょっとびっくりしましたね。ちょっと油断してました」と笑顔で語った。
ア・リーグ西地区を独走するアストロズから、東地区最下位に沈むブルージェイズは8月1日現在、借金8、ワイルドカード争いでは出場権を獲得できる2位まで7ゲーム差。地元記者は「プレーオフ進出の可能性はほぼないチーム」と言ったが、青木は「いやいや」と否定。「俺はプレーオフはあると思っている。まだまだワイルドカードも十分に狙えると思うし、2か月ありますから、とにかく1戦1戦やっていくことだと思います。そこで自分がチームにいい影響を与えられるようなプレーをしていきたいと思います」と言葉に力を込めた。
今季アストロズは若手外野手がひしめき、一様に好調を維持したため、出場機会に恵まれなかった。新天地でもバティスタ、ピラー、ピアースと外野手が揃っており、出場機会が大幅に増えることはなさそうだが、「今までの自分のプレーを見て(評価してくれたから)このチームに来た。自分ができることをしっかりやっていくだけです」と、新天地の活躍を誓った。
さらに、トロントで大人気を博したホークス川崎に話が及ぶと、トレード決定後にメールが届いたエピソードを明かし、「Welcome to Torontoってメールが来ました。トロント最高だって」と満面の笑み。青木が「彼の心はまだここにあると思う」と話すと、地元メディアからも大きな笑いが上がった。
トレードを新たなチャンスと捉えている青木。新天地ではどんな活躍を見せてくれるのか期待したい。
(Full-Count編集部)