トレードから4日後の「帰還」 古巣が青木宣親に「素晴らしいオベーション」

古巣アストロズ戦に出場したブルージェイズ・青木宣親【写真:Getty Images】
古巣アストロズ戦に出場したブルージェイズ・青木宣親【写真:Getty Images】

ブルージェイズの一員として古巣に帰還の青木、拍手に帽子をとって応える

 7月末にブルージェイズにトレードされた青木宣親外野手が4日(日本時間5日)、移籍後初めて古巣アストロズ戦に臨んだ。わずか4日前まで本拠地だったミニッツ・メイド・パークでの一戦に途中出場し、最終回に打席に立つと、スタンドからは温かいスタンディングオベーションが沸き起こった。敵地ヒューストンの地元メディアも「素晴らしいオベーション」と伝えている。

 青木はブルージェイズが8点ビハインドで迎えた8回の守備から右翼に入った。この回、1点を追加されて7-16となると、ブルージェイズは9回の攻撃も簡単に2アウトを取られる。一方的な展開で試合終了まで1アウトという中で、感動的な光景が広がった。

 7月までアストロズの背番号3を着けていた日本人外野手が、ブルージェイズの背番号23のユニホームで打席へ向かう。場内に「ノリ・アオキ」の名前がコールされると、スタンドのアストロズファンが一斉に立ち上がり、拍手を送った。すると、ピッチャーのホイトが間を作り、キャッチャーのマッキャンも立ち上がって足元の土をならすような仕草を見せる。チームメートの気遣いで「間」が作られ、拍手が続くと、青木はヘルメットを脱いで応えた。

 アストロズの地元テレビ局の実況は「スタンディングオベーションです。ミニッツ・メイド・パークの多くの観客が立ち上がっています。興奮しています。本当に素晴らしいオベーションでした」としみじみと語る。トロントで試合を中継していたテレビ局の解説者も「素晴らしいですね。ファンがスタンディングオベーションしています」と新戦力への“歓待”に感激した様子で言及し、実況は「洒落てますね」と同調した。

青木もファンの反応に感動「このような反応を受けるとは思いませんでした」

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