過去20年受賞者と徹底比較 豊作イヤーの新人王は源田&京田? それとも…

過去20年の受賞者の前半戦成績、シーズン成績は…

※所属は当時で、成績の後の()はシーズン通算成績

【1997年以降のパ・リーグ新人王前半戦成績】

1997年 小坂誠内野手(ロッテ)
打率.276、0本塁打、15打点、30盗塁
(打率.261、1本塁打、30打点、56盗塁)

1998年 小関竜也外野手(西武)
打率.291、1本塁打、12打点、6盗塁
(打率.283、3本塁打、24打点、15盗塁)

1999年 松坂大輔投手(西武)
9勝4敗、116回、防御率2.48
(16勝5敗、180回、防御率2.60)

2000年 該当者なし

2001年 大久保勝信投手(オリックス)
28試合、3S、防御率1.96
(53試合、14S、防御率2.68)

2002年 正田樹投手(日本ハム)
2勝4敗、62回1/3、防御率2.89
(9勝11敗 156.2回 防御率3.45)

2003年 和田毅投手(福岡ダイエー)
9勝3敗、112回1/3、防御率2.72
(14勝5敗、189回、防御率3.38)

2004年 三瀬幸司投手(福岡ダイエー)
33試合、15S 、防御率2.66
(55試合、28S、防御率3.06)

2005年 久保康友投手(千葉ロッテ)
8勝1敗、80回1/3、防御率2.35
(10勝3敗、121回2/3、防御率3.40)

2006年 八木智哉投手(北海道日本ハム)
8勝4敗、107回2/3、防御率2.52
(12勝8敗、170回2/3、防御率2.48)

2007年 田中将大投手(楽天)
7勝4敗、106回1/3、防御率3.81
(11勝7敗、186回1/3、防御率3.82)

2008年 小松聖投手(オリックス)
7勝3敗、107回、防御率2.69
(15勝3敗、172回1/3、防御率2.51)

2009年 摂津正投手(福岡ソフトバンク)
42試合、0S、26HP、防御率1.97
(70試合、0S、39HP、防御率1.47)

2010年 榊原諒投手(北海道日本ハム)
17試合、0S、6HP、防御率2.27
(39試合、0S、16HP、防御率2.63)

2011年 牧田和久投手(埼玉西武)
17試合、3S、0HP、防御率2.62
(55試合、22S、4HP、防御率2.61)

2012年 益田直也投手(千葉ロッテ)
42試合、0S、25HP、防御率2.36
(72試合、1S、43HP、防御率1.67)

2013年 則本昂大投手(楽天)
8勝6敗、107回2/3、防御率3.26
(15勝8敗、170回、防御率3.34)

2014年 石川歩投手(千葉ロッテ)
6勝4敗、100回、防御率2.88
(10勝8敗、160回、防御率3.43)

2015年 有原航平投手(北海道日本ハム)
4勝3敗、41回、防御率5.93
(8勝6敗、103回1/3、防御率4.79)

2016年 高梨裕稔投手(北海道日本ハム)
5勝2敗、49回2/3、防御率1.63
(10勝2敗、109回2/3、防御率2.38)

【1997年以降のセ・リーグ新人王】

1997年 澤崎俊和投手(広島)
7勝3敗、84回2/3、防御率3.83
(12勝8敗、156回1/3、防御率3.74)

1998年 川上憲伸氏投手(中日)
8勝3敗、87回2/3、防御率2.46
(14勝6敗、161回1/3、防御率2.57)

1999年 上原浩治投手(巨人)
12勝3敗、119回2/3、防御率1.81
(20勝4敗、197回2/3、防御率2.09)

2000年 金城龍彦外野手(横浜)
打率.392、2本塁打、17打点、1盗塁
(打率.346、3本塁打、36打点、8盗塁)

2001年 赤星憲広氏(阪神)
打率.278、0本塁打、17打点、15盗塁
(打率.292、1本塁打、23打点、39盗塁)

2002年 石川雅規投手(ヤクルト)
5勝5敗、77回1/3、防御率3.72
(12勝9敗、178回1/3、防御率3.33)

2003年 木佐貫洋投手(巨人)
5勝3敗、100回、防御率2.79
(10勝7敗、175回、防御率3.34)

2004年 川島亮投手(ヤクルト)
5勝3敗、91回1/3、防御率3.55
(10勝4敗、139回1/3、防御率3.17)

2005年 青木宣親外野手(ヤクルト)
打率.328、1本塁打、15打点、21盗塁
(打率.344、3本塁打、28打点、29盗塁)

2006年 梵英心内野手(広島)
打率.283、5本塁打、23打点、6盗塁
(打率.289、8本塁打、36打点、13盗塁)

2007年 上園啓史投手(阪神)
2勝2敗、30回、防御率3.00
(8勝5敗、85回2/3、防御率2.42)

2008年 山口鉄也投手(巨人)
43試合、1S、19HP、防御率2.31
(67試合、2S、34HP、防御率2.32)

2009年 松本哲也外野手(巨人)
打率.328、1本塁打、15打点、21盗塁
(打率.293、0本塁打、15打点、16盗塁)

2010年 長野久義外野手(巨人)
打率.292、15本塁打、40打点、11盗塁
(打率.288、19本塁打、52打点、12盗塁)

2011年 澤村拓一投手(巨人)
5勝7敗、105回1/3、防御率2.22
(11勝11敗、200回、防御率2.03)

2012年 野村祐輔投手(広島)
7勝3敗、102回、防御率1.41
(9勝11敗、172回2/3、防御率1.98)

2013年 小川泰弘投手(東京ヤクルト)
10勝2敗、99回2/3、防御率2.62
(16勝4敗、178回、防御率2.93)

2014年 大瀬良大地投手(広島)
6勝4敗、88回、防御率4.19
(10勝8敗、151回、防御率4.05)

2015年 山崎康晃投手(横浜DeNA)
39試合、24S、8HP、防御率1.67
(58試合、37S、9HP、防御率1.92)

2016年、高山俊外野手(阪神)
打率.270、2本塁打、31打点、4盗塁
(打率.275、8本塁打、65打点、5盗塁)

 ポジション別で見ると39人中30人が投手で、1999年以降は毎年ピッチャーが受賞している。さらに役割で区分けすると、投手30人のうち先発は22人、救援が8人だった(2011年に10先発、45救援した埼玉西武の牧田投手は救援でカウント)。

 野手9人は内野手が3人、外野手が6人だが、今季は両リーグで内野手――それも、最も重要なショートのポジションで――の新人王が生まれる可能性もある。今季の新人王本命2人は名前の響きが似ているだけでなく、入るバッターボックスも同じ。その数6人と過半数を上回っている左打ちの受賞者は、さらに増えることになりそうだ(両打ちの打者は1人で、希少なサウスポーは6人のみ)。

過去の受賞者から浮かび上がってくる「基準」は…

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