偉大な功績に改めて脚光 野茂英雄氏のMLBデビューは90年代「最大級の出来事」

ドジャース時代の野茂英雄氏【写真:Getty Images】
ドジャース時代の野茂英雄氏【写真:Getty Images】

日本人のメジャー移籍への道を切り拓いた野茂氏

 日本人メジャーリーガーのパイオニアとして、偉大な実績を残した野茂英雄氏。MLB足かけ12シーズンで323試合に登板し、123勝109敗、防御率4.24をマーク。1年目の1995年シーズンを含む2度のリーグ最多奪三振、両リーグでのノーヒットノーラン達成など、いくつもの偉業を達成した。

 1990年台後半から多くの日本人選手がメジャーリーグを舞台にプレーするようになったが、野茂氏がいなければ、その活躍はなかったかもしれない。ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は、1990年代のメジャーリーグのトピックスを振り返る特集記事を掲載。「ヒデオ・ノモのデビュー」も「最大級の出来事」の1つとして取り上げている。

 記事では、「1947年にはジャッキー・ロビンソンをメジャー初のアフリカ系アメリカ人選手にさせ壁を壊したドジャースが、1995年に日本のスーパースター投手、ヒデオ・ノモと契約してそれを再現した」と紹介。メジャー初の有色人種であるジャッキー・ロビンソンと同様に、野茂氏の存在は歴史上で重要なものだったと位置づけている。

「ノモはイチロー、マツイ、マツザカらに扉を開いた」

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